高圧ケーブル・キュービクルの更新は「計画的に」── 資材納期の長期化にご注意ください
工場・事業所・店舗・公共施設で電気主任技術者を務めておられる皆様、設備管理ご担当者の皆様へ。
最近、当社で受変電設備の更新工事をお請けする際、お客様から本当によく耳にする言葉があります。
「もっと早く動いておけばよかった」
今回は、なぜ今、キュービクルや高圧ケーブルの更新を“早め早め”に動いていただきたいのかを、現場目線でお伝えします。
受変電設備の資材は、想像以上に時間がかかる時代に
ここ数年、変圧器・高圧遮断器・キュービクル一式・高圧ケーブルといった主要資材は、世界的な電力需要の拡大、原材料(銅・電磁鋼板等)の高騰、半導体不足、メーカー側の生産能力の問題などが複合的に重なり、納期が大幅に長期化しています。
当社が現場で感じている現在の感覚としては、
キュービクル一式 … 発注から納入まで半年〜1年以上かかるケースも珍しくありません
高圧変圧器単体 … 容量・メーカーによりますが、半年前後は見ておく必要があります
高圧CVTケーブル … 数か月待ちが当たり前になってきています
「壊れてから手配」では、最悪の場合、構内停電の長期化=事業の長期停止に直結しかねません。これは、製造業のお客様にとっても、商業施設・公共施設のお客様にとっても、絶対に避けたい事態のはずです。
キュービクル・高圧ケーブルの更新目安
一般的に、キュービクル式高圧受変電設備の更新推奨年数は概ね20年と言われています。屋外設置・塩害・粉塵環境ではさらに早まります。
高圧ケーブル(CVT等)も、製造から20〜25年を一つの目安として、絶縁劣化診断とあわせた更新計画が望まれます。
判断材料はすでにお客様の手元にあります。
年次点検・月次点検の記録
絶縁抵抗値・絶縁油の劣化推移
外観の錆、変色、油にじみ、異音、異臭
メーカー製造年・型式の生産終了情報
これらは「あと何年使えるか」を見極めるうえで、非常に大切な情報です。
更新工事は、思っているより長い道のりです
受変電設備の更新は、次のステップを踏みます。
現地調査・既設図面の確認
仕様検討・盤メーカー選定・お見積り
電力会社・保安協会との事前協議
資材発注・製作
停電日程の調整(操業計画・営業日との擦り合わせ)
撤去・据付・各種試験・送電
特に ③〜⑤ が、今、想像以上に時間を要する局面です。資材納期から逆算すると、更新の1〜2年前から動き始めるのが現実的な時代になりました。
「壊れる前に動く」が、結局いちばん安く済む
緊急対応の工事は、
仮設電源・発電機の手配費
短納期対応によるコスト増
操業停止による機会損失
食品・医療等の場合は商品ロスや信用問題
と、想定外の費用が雪だるま式に膨らみます。
一方、計画更新であれば、停電日を御社の都合に合わせられ、見積比較もでき、補助金や設備投資減税の検討余地も生まれます。「計画的に動けたお客様」と「動けなかったお客様」のコスト差は、決して小さくありません。
茅根電設工業は、計画段階からご相談を承ります
当社は北部茨城を中心に、公共・民間の電気工事を自社施工で一貫して担ってきた電気工事会社です。受変電設備の更新は、ただ古いものを新しいものに替える工事ではなく、お客様の事業を何十年と止めないための投資だと考えています。
「うちのキュービクル、そろそろかな」
「点検報告書で気になる指摘があった」
「ケーブルが古くて心配だ」
そう感じられた段階で、ぜひ一度お声がけください。現地を拝見したうえで、設備の状態、推奨される更新時期、想定スケジュール、概算費用まで、忌憚のないところをお伝えします。
早めに動かれること自体が、御社の経営を守る一手になります。
有限会社 茅根電設工業
📞 0295-53-0622
✉ chinoden@cello.ocn.ne.jp
所在地:茨城県常陸大宮市

