朝晩がぐっと涼しくなり、常陸大宮の山々も少しずつ秋の色に変わってきました。今回は工事のお話を少しお休みして、私たち茅根電設工業が運営する農園「常陸太陽の庭」の近況をお届けします。
「電気工事の会社が、なぜ農園を?」――初めてお会いする方には、よくそう聞かれます。きっかけは、農地の上に太陽光パネルを設置して発電と農業を両立させる「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」でした。お客様に自信を持ってお勧めするには、まず自分たちが本気で農業をやってみなければ分からない。そんな思いから始めた農園です。
9月のはじめ、市内鷹巣のハウスでは秋作のフルーツトマトの植え付けを行いました。その数、約4,800本。品種は「フルティカ」という中玉トマトで、水やりをぎりぎりまで絞って育てることで、驚くほど甘く濃い味に仕上がります。ここから約7か月、春まで少しずつ収穫が続きます。
実はこのハウス、暖房に業務用の重油ボイラーではなく、ご家庭と同じルームエアコンを使っています。省エネ型のエアコンを複数台組み合わせて、広いハウスを真冬でも保温する方式で、取り組み始めて今年で5年目。燃料代の高騰に左右されにくい暖房として、確かな手応えを感じています。このあたりは、電気屋ならではの工夫かもしれません。
夏の間、東野のブルーベリー園にはたくさんの方に摘み取りにお越しいただきました。本当にありがとうございました。木も年々大きく育ち、実りも安定してきましたので、来シーズンはさらに充実した摘み取り園にしていく計画です。どうぞお楽しみに。
創業から50年あまり、電気工事ひと筋でやってきた会社ですが、農園では太陽の恵みと向き合う毎日から学ぶことばかりです。電気も農業も、地域の暮らしを支える仕事であることに変わりはありません。これからも皆様に喜んでいただけるよう、両輪で歩んでまいります。
冬、真っ赤に色づいたフルーツトマトが実る頃、またこの場でご報告いたします。

